就職活動において、学歴は重要な要素とされています。それでは、TOEICのスコアは就職活動においてどの程度重要なのでしょうか?
この記事では、就活におけるTOEICスコアについて解説します。
学歴で就活生を足切りをする学歴フィルター
就活において、学歴フィルターというものが存在するのはご存知でしょうか?これは、企業が特定の大学出身以外の学生をその選考から外す、というものです。
例えばある企業が企業説明会を開催するにあたって、説明会に参加する方はwebページ上から応募する仕組みを取っていました。高学歴のAさんがそのページにアクセスしたところまだ空席が多かったためそのまま応募し、無事説明会に参加することができました。しかし、同じ時間にBさんがそのwebページにアクセスしたところ、既に満席との表示が出て、説明会に参加することができなかったのです。
この学歴フィルターの良し悪しについてはこのページでは論じませんが、そのような仕組みがあることは就活生では今や常識となっています。
TOEICフィルターを採用する企業は存在
TOEICのスコアを採用をするにあたって参考にする企業は増えています。つまりTOEICフィルターを設けている企業も存在します。
しかし、学歴フィルターと違い、一般的にTOEICのスコアの基準は公開されていることがほとんどです。また、完全な足切りではなく、目安としてみるところが多いようです。
以下は、TOEICのスコアで基準を設けている企業の一覧です。
900点以上
サムスン
パナソニック(国際広報担当)
860点以上
野村ホールディングス(グローバル型社員)
850点以上
NTTコミュニケーションズ
800点以上
LG
ヒュンダイ
住友不動産
野村不動産
730点以上
ソフトバンク
武田薬品
700点以上
NTT東日本
ファーストリテイリング
三菱電機
ヤマト運輸
ブリジストン
東京電力
三菱自動車(事務職)
650点以上
アサヒビール
佐川グローバルロジスティクス
シチズンホールディングス
600点以上
出光興産
王子製紙
大正製薬
大和ハウス工業
ニトリホールディングス
昇進や昇格にもTOEICのスコアは使われる
また、就活時だけではなく、会社に入社した後の昇進条件としてもTOEICのスコアが使われる企業も多くあります。
ですので、就活生は就活のためだけにTOEICのスコアを上げるのではなく、今後の社会人生活も見据えてTOEICの勉強をしてみてはいかがでしょうか?
TOEICのスコアが高い=英語ができる というわけではないのは言うまでもありませんが、一つの目安になることは確かです。