アメリカ留学での治安の調べ方

アメリカでの留学先を選ぶとき、もしくは留学中にホームステイ先や一人暮らしする場所を選ぶにあたって、治安というのは重要な要素です。特に日本は非常に治安が良いため軽視しがちですが、アメリカは銃社会であり、貧富の差も激しいため地域によってはかなり治安が悪く犯罪に巻き込まれる可能性があります。

そこでこの記事では、アメリカ留学での治安と、その調べ方について解説します。

都市によって治安の良し悪しがある

アメリカは、都市によって治安の良し悪しの差が激しいのが特徴です。以下は治安の良し悪しをランキングにしたものです。

アメリカの治安の良い都市

1位 ネイパーヴィル(イリノイ州)
2位 アーバイン(カリフォルニア州)
3位 サウザンドオークス(カリフォルニア州)
4位 プロヴォ(ユタ州)
5位 ラウンドロック(テキサス州)
6位 アン・アーボー(ミシガン州)
7位 カールズバッド(カリフォルニア州)
8位 ポートセントルーシー(フロリダ州)
9位 サニーベール(カリフォルニア州)
10位 ケープコラル(フロリダ州)

アメリカの治安の悪い都市

1位 デトロイト (ミシガン州)
2位 セントルイス(ミズーリー州)
3位 オークランド(カリフォルニア州)
4位 メンフィス (テネシー州)
5位 バーミンガム(アラバマ州)
6位 アトランタ(ジョージア州)
7位 バルチモア(メリーランド州)
8位 ストックトン(カリフォルニア州)
9位 クリーブランド(オハイオ州)
10位 バッファロー(ニューヨーク州)

都市の中でも治安の良いエリア・悪いエリアに分かれる

同じ都市の中でも、実は治安の良いエリアと治安の悪いエリアに分かれていることがあります。

エージェント経由で紹介されるホームステイ先も治安が悪いエリアになる場合もある

留学エージェント経由でホームステイ先を紹介されることもあると思います。しかし、ここに落とし穴があるのです。

留学エージェントは、可能な限り治安のよいエリアでのホームステイ先を選定してくれますが、それでも受け入れ先には限界があるため、多少治安の悪い地域でも生徒をホームステイ先に送り込むことがあるのです。

このホームページを運営している英語力向上委員会には、かつてボストン留学を経験したスタッフもいるのですが、エージェントが選んだホームステイ先はボストンの中でも治安の悪い地域で、すぐにホームステイ先を変えてもらった経験があります。

アメリカでは、道路一本で治安が変わる

アメリカは貧富の差が激しく、所得によって住む場所が変わってきます。道路一本挟んだだけで、治安が全く変わってくるということもあります。

また、場所が同じでも時間帯によって変わるということもあります。

アメリカでの滞在先の治安の調べ方

アメリカにおいて滞在先の治安を調べる場合、Neighborhood Scoutという犯罪率のマップが便利です。

このサイトでは、自分の調べたい地域を検索すると、色付きで犯罪率を可視化してくれます。青が濃いところほど安全で、薄いところほど危険な地域です。

アメリカでは、ネイティブでも知らない土地に引っ越す場合は必ず治安を確認するそうです。

ちなみに、その地域の犯罪率と家賃は密接に関連しています。一人暮らしをする場合、おしゃれでいい感じのアパートが低価格で空いていたとしても、調べてみると治安の悪い地域だった、ということも多いようです。

安全な地域を選べば問題ない

ここまで治安について悪い話ばかりをしてきたため不安になってしまった方もいるかもしれません。ですが、このサイトで見てきたように、安全なエリアにさえいればアメリカでの滞在は全く問題ありません。また、アメリカへの留学だから、とおびえながら暮さねばならないわけではありません。

多くの留学生たちが、高い語学力や知識を身につけ、それ以上に海外での生活という人生の中でも貴重な経験を通じて人間としても成長し、充実した留学生活を送っているのです。ホームステイ先での交流は、留学後も続くこともあります。

治安についてきちんと調べることは言うまでもありませんが、安全対策を怠らなければ楽しい留学生活が待っています。ぜひ留学生活を満喫してくださいね。