TOEICは時間が限られている試験です。そのため、リスニングで時間が余っている場合にリーディングの問題を解くことで時間を捻出できるとよいですよね。
それでは、リスニング中にリーディングの問題を見たり解いたりすることは良いのでしょうか?本記事では、そんな疑問についてお答えします。
リスニング中にリーディングの問題を見ることは禁止行為
リスニングパート中にリーディングパートの問題を解くことは、昔は一般的なTOEICのスコアを上げるテクニックとして有名でした。
しかし現在では、TOEIC公式ホームページ上で、リスニング中にリーディングパートを解くことを禁止しています。
リスニング中にリーディングパートを見ることは、不正であり、カンニングと同じ扱いにされます。もし発覚した場合は試験官から警告や注意を受けるだけでなく、悪質な場合は採点なし、受験資格はく奪、学校や企業への通知など、重い罰則を受けることになります。
理由としては、リスニングとリーディングの点数を正確に算出するためであると思われます。
リスニングのDirection中にリスニングの問題の先読みすることはOK
リスニングの時間内でリーディングの問題を解くことはNGということは分かったと思います。しかし、問題の先読みするテクニックは実はほかにあります。
それは、リスニングのDirection(問題のイントロダクション)中に、リスニングの問題の先読みをすることです。
Directionとは、パート毎に、問題に入る前に問題の解き方の解説をするもので、どのテストでも同じものが流れます。TOEICを複数回受けている方にとっては、Directionの内容を覚えてしまっているくらいかもしれませんね。
そのため、このDirectionでの説明の際は、特に聞く必要はなく、リスニングの問題の先読みをすることをおすすめします。例えば、Part 1の絵をざっと見ておく、Part 3やPart 4でどのような質問になっているか確認する、などです。特にPart 3とPart 4は難しいため、先読みすることで正答率を高めることが期待できます。
ただし、これはあくまでリスニングの問題の先読みです。リスニングのDirection中にリーディングパートの問題を見ることはNGです。また、先読みするのに夢中になるがあまり、問題が始まったのを忘れるという事態にならないように気を付けましょう。