TOEICで適当にマークしたらどうなるか?

TOEICはすべてマークシートでの回答となっています。

それではこのTOEIC、適当にマークしたらどうなるのでしょうか?例えばすべてAと回答したら4分の1以上の正答率になるのでしょうか?また、正解になりやすい選択肢の記号はあるのでしょうか?

本記事では、TOEICで適当にマークした場合の点数について、解説致します。

適当にマークしても正解率は低い

TOEICで適当にマークをした場合、選択肢がA~Dの4つなので、確率論から考えると4分の1の確率で正解が出ることになります。これをテスティングの専門用語では「Chance Score」といいます。もしこのままですと、250点以上になりそうなものです。

しかし、TOEICでは適当にマークしたとしても、その受験者の実力が必ず反映されるように設計されています。なぜかというと、正答1問につき5点といった単純な方法で出しているわけではなく、こういったChance Scoreにも対応した特別な換算表を使ってTOEIC L&Rスコアを算出しているためです。

適当にマークしても必ず4分の1以上のスコアを取れるとは限らず、それ以下になるよう設計されているようです。実際に適当にマークして250点以下だった、という報告もいくつかあるようです。

TOEICの試験は、言語学の専門家に加え、心理学や統計学の専門家が加わりそれぞれの立場からテストを実施した際に起こるであろうと予測される問題の解決にあたっており、適当にマークした場合の対策も講じられています。これはTOEIC開発をしているETSのノウハウであり、公開はされていません。

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TOEICでは誤謬率は採用していない

ただし、4つのうちの1つは必ず正解ですから、全くマークしないよりは、何らかマークしたほうが正解の確率は上がります。

TOEICでは誤謬率は採用していません。誤謬率というのは、回答した問題のうち、間違った回答の率になります。誤謬率を採用している試験では、間違いの回答を選ぶと未回答よりも点数が下がるような仕組みになっています。誤謬率は就職試験で有名なSPIなどで採用されています。

TOEICでは誤謬率が採用されていないため、もし正解が分からない場合は、空白で提出するよりも適当にマークして提出した方が正解率は高まるのです。その場合も想定して、「正解が分からなかった場合はBをマークしよう」といったように、事前に決めておくと時間のロスも最小限にできるでしょう。

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