就職活動や転職活動、社内の昇格などで使われるTOEICのスコア。このスコアを履歴書などに書くにあたって、気になるのがいつまで取得したスコアが有効なのかということです。
「TOEICのスコアの有効期限は1年」、「いや、2年間が有効期限」と様々な説があります。
実際に、TOEICの有効期限はあるのでしょうか?この記事で詳しく解説します。
TOEICのスコアに明確な有効期限はない
結論から申し上げると、TOEICのスコアに明確な有効期限はありません。一度取ったスコアは半永久的に利用できます。
TOEICのスコアの有効期限は2年であるという情報が出回っていますが、それは間違いです。
なぜこのような情報が出回っているのでしょうか?それはおそらくですが、スコアの有効期限ではなく、スコアシートや公式証明書を紛失した際にTOEIC運営事務局に再発行できる期限が2年以内であるということからではないかと思われます。
古いスコアは信頼性に欠けるため、履歴書には2年以内のスコアを
ただし、あまりに古いスコアであると、提出先の企業から「この人は最近英語の勉強を怠っていてあまりスコアが良くないのかな?」と勘ぐられる場合もあります。
例えば10年前のスコアを提出されて、そのため、今の英語力の証明になるかと言われると、受け取った側の立場から見ると難しいと思うのは想像に難くないでしょう。
そのため、TOEICのスコアを履歴書に書く場合はの期限としては、目安としてはやはり2年程度で考えると良いでしょう。つまり、実質の有効期限は2年ということになりますね。
ただし、企業から「1年以内のスコアを提出してください」といったように期限を指定される場合もあります。その場合は指定の期限をきちんと守るようにしてください。
もし2年以内にTOEICを受けていない場合は、履歴書を書く前にもう一度試験を受けるとよいでしょう。スコアシートが郵送されるのは試験を受けてから1か月かかりますので、受験にあたっては企業に提出するスケジュールも踏まえておくよう注意しましょう。オンラインで結果を受領することができるのはスコアシートが郵送される1週間前程度になります。
また、企業からは公式証明書の提出を求められる場合があります。これは上述の通り、紛失した場合は試験から2年以上経過した場合は再発行ができませんので、この点も注意してください。
出来れば英語力を維持する意味も含め、2年間に1回はTOEICを受験することをおすすめします。1年に1回程度の頻度で受験を検討される場合、リピート割という割引制度を適用することができます。これは、受験した翌年に同じ月にTOEICを受験すると、割引が適用されるというもの。TOEICの受験料はけっして安いものではないので、有効に利用するとよいでしょう。