就職や転職において、少しでも良い人材であるということをアピールしたいがためにTOEICのスコアを偽って申請したいという誘惑にかられることもあるかもしれません。しかし、TOEICで嘘のスコアを申請すると大きなリスクがあります。
この記事では、TOEICで嘘のスコア申請を行った場合にどのようなリスクがあるか、解説します。
嘘が発覚した時点で最悪の場合内定取り消し
就活や転職時のエントリシートや履歴書、面接時にTOEICのスコアについて嘘をついたとしても、嘘をついたことは発覚しにくいようです。
なぜかというと、本当に本人がTOEICでそのスコアを取得したかはスコアシートや正式認定証を見なければわからないのですが、それらを提出するように言われることは比較的少ないためです。
ですが、TOEICの嘘のスコア申請は絶対やってはいけません。発覚した時点で最悪の場合内定取り消しになります。実際に過去に嘘をついて内定取り消しになった方もいるようです。
公式認定証やスコアシートの郵送を企業から求められることがあるのですが、そのほとんどは応募時ではなく内定後になります。
そこでもし嘘が発覚した場合に内定取り消しになると、新卒での転職活動であれば多くの企業で採用活動が終了している時期になり、転職活動であれば働いていない空白期間が拡大することになります。
そのリスクを冒してまでTOEICのスコアで嘘をつくメリットはありません。嘘のスコア申請をした代償を考えると、まだTOEICのスコアを空白で提出した方が良いでしょう。
TOEICスコアの嘘は経歴詐称になり懲戒解雇の対象に
TOEICで嘘のスコアを申請をすると、会社の扱いとしては経歴詐称にあたることになります。
もし嘘のスコア申請が発覚せずに上手く内定できたとしても、なんらかのきっかけで嘘をついたことが発覚してしまうことがあります。
企業によっては内定後や入社後にTOEICの試験を課す場合もあり、その際に履歴書に書いてあるスコアとあまりに離れていることから、虚偽申請であることが発覚することもあります。
また、TOEICのスコアが高いために英語を使う仕事を任せてみたが、全く英語ができずに判明することもあります。
いずれにせよ、もしTOEICのスコアの嘘が発覚した場合、その人の信頼は失墜し、懲戒解雇や処罰対象になり得ます。
何より、嘘をついて内定を取って会社で働き出すと、いつかバレるのではないかという心配をしながら働くことになります。それは働くものにとって大変辛いことです。
そういった意味でも、TOEICのスコアで嘘をつくのは避けましょう。
万が一嘘の報告した場合、内定辞退
もしあなたが虚偽申告をすでにしてしまって内定を取っている場合、非常にリスクのある状態と言えます。
この場合、正直に申し出ることが正しい選択肢です。ただし、その場合は内定取り消しという事態になりかねません。
もし嘘の申告をした場合、内定辞退も視野に入れましょう。