TOEICに申し込んだは良いけど、自宅から遠い試験会場を指定されてしまった、といったこともあります。できれば自宅から近い試験会場にしたいですよね。
それでは、TOEICで試験会場は選べるのでしょうか?また、もし希望の試験会場が割り当てられなかった場合、試験会場は変更できるのでしょうか?
この記事では、TOEICの試験会場の指定と変更についての疑問にお答えします。
目次
受験地は選べるが試験会場は指定できない
TOEICには、受験地と試験会場という2つの言葉があります。
受験地とは、県や都市圏レベルの地域を指しています。基本的には都道府県単位で、東京、大阪といったレベルです。北海道の場合は面積が広いため、札幌・函館・苫小牧といった範囲で区分されています。
試験会場とは、その受験地の中で実際に試験を受ける会場のことです。例えば東京であれば早稲田大学や立教大学などの大学など、具体的な会場名になります。
この中で、TOEICの受験者が指定できるのは受験地までです。残念ながら試験会場はTOEICの運営事務局が指定し、受験者は選べません。
試験会場は受験地と郵便番号を元に振り分けている
TOEICの試験会場は、申し込んだ際に希望した受験地と郵便番号をもとに振り分けられています。
その際、受験者の移動に要する所要時間がなるべく均等に近くなるように調整しています。そのため、最も近い会場が他にあっても、より遠距離から受験に臨む受験者を優先して、ひとつ遠い施設に案内される場合があります。
また、実施回毎に受験者も変わり、さらにTOEICの運営事務局が借りる会場も異なるため、受験者は実施回毎に違う会場に振り分けられることも多くあります。
受験地の変更は可能だが、試験会場の変更はできない
TOEICに申し込んでから、仕事の都合で出張などが入り当日試験会場に間に合わない、ということが起こる場合も想定されます。
そこでTOEICでは、申込締切後に受験地を変更したい場合、試験日18日前(水曜日)から試験日4日前(水曜日)までに連絡をすれば、受験地の変更が可能としています。
ただし、これは席数に余裕がある場合です。実際ほとんど座席に余裕はありますので、変更できないケースは稀です。
また、申込締切前であれば、インターネット申込であればTOEIC申込サイトで変更が可能です。
TOEIC申込サイトにログイン後、「TOEIC L&R公開テスト」の「申込履歴」より変更可能です。
試験会場の変更は申込時と同様できません。
具体的な受験地変更の手順
運営事務局に電話をかける
まずはTOEICを主催している国際ビジネスコミュニケーション協会へ電話してください。
受付時間は土・日・祝日・年末年始を除く10:00~17:00です。
電話上で受験地変更の旨と変更理由を伝える
電話で受験地を変更したい旨を伝えましょう。その際、変更理由を聞かれますので、理由を答えましょう。「仕事で出張が入ったため」などと伝えれば問題ありません。
本人確認
氏名、生年月日で本人であることを確認します。そして、希望の受験地を伝えます。
変更後の新しい試験会場の案内
その場で新しい変更後の試験会場と住所を伝えてもらえますので、必ずメモを取りましょう。
TOEICを欠席しても返金はされない
受験場所の都合で欠席をした場合、受験料は返金することはできません。詳しくは以下の記事をご参考にしてください。