オンライン英会話の無料レッスンをひたすら受け続けるライター、Nackです。
英語のスキルは、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つで構成されています。いわゆる英語4技能ってやつです。僕は「読む」については大学受験の経験もあって多少自信はあったりしますがそのうち「聞く」「話す」「書く」はあんまり自信がなかったりします。典型的な日本人ですね。
今回無料体験にチャレンジするのは、ベストティーチャー(Best Teacher)というオンライン英会話サービス。英会話のレッスンだけでなく、「書く」「読む」も鍛えることができる非常にユニークなサービスです。つまり、先ほど書いた4技能すべてを伸ばすことができるというものです。
普通のオンライン英会話サービスと違ったこの独自性が果たして初心者にとっては良いのか?もしくはいまいちなのか?そんな視点で検証してみたいと思います。
今回もいつもと同様、お金は1円も使ってません。
では、早速レビューしていきましょう!
※Nackの他のオンライン英会話無料体験レビューはこちらから
目次
ベストティーチャーの概要
ベストティーチャーのレッスンは、以下の4つのステップで構成されています。
- 自分の話したい内容の英文を生徒自身で作成(Writing)
- その英文をネイティブが添削し、ネイティブが音声化
- 添削されたスクリプトを生徒が読んで、リスニング&ディクテーションしながら暗記(Reading & Listening)
- スクリプトに基づき、オンライン英会話レッスンで実践(Speaking)
ベストティーチャーで特筆すべき点としては、日本人が不得意とする「書く」「話す」というアウトプットを鍛えることができるところ。
また、既存のスクリプトに沿って学ぶのではなく、自分が作った文章を添削してスクリプトを作っていくので、完全な自分向けにカスタマイズされたオリジナル教材で学習できるわけです。そのため、レッスンからの吸収もより高まるということのようです。
詳細は英語の達人のこちらの記事でご確認ください。
まず、無料体験レッスンを申し込んでみる
こちらのページから入り、無料体験レッスンに申し込みます。会員登録自体は非常にシンプルなのでスムーズ。
※無料体験レッスンの流れは英語の達人のこちらの記事にまとまっています。
無料体験レッスンを申し込むと、動画で無料体験レッスンの手順を動画でガイダンスしてくれます。それに加えてマイページの画面上に何をすればよいのかガイドが表示されるので、次にどうすればよいか迷子にならずに非常に良いですね!
「自己紹介してみよう」のレッスンを選択
無料体験といえども、通常同様コースを選択することができます。1,000コース近くある中から自分の好きなシチュエーションを選べるので好印象。
ベストティーチャーからの無料体験レッスンでのおすすめが「会社の紹介をしてみよう」「自己紹介してみよう」「職場について話してみよう」の3つ。ポップアップとして表示されます。
僕は、初心者向けの「自己紹介してみよう」というレッスンを選択。
これまでもこれからも、無料体験レッスンではどのレッスンも先生と初対面なため、必ず自己紹介から始まります。その自己紹介をする内容が間違ってたらめっちゃ恥ずかしいじゃないですか。なので、文法的にも完璧なスクリプトをここで覚えておけば胸を張って自己紹介できると踏んだわけです。
ここで特訓して、僕は英語の自己紹介のプロになります!
Writingの授業から開始。思った以上に英文が書けない
レッスンは、上に書いた通り Writing(書く)→Reading&Listening(読む&聞く)→Speaking(話す)の3段階で行われます。
Writingのレッスンは、まずあらかじめ用意されている質問に対し回答を書くところから始まります。このレッスンでは、「Hello. How are you? What’s your name?」という文章に対して自分なりに答えを書くわけです。
…うーん。What’s your name? だと自分の名前を名乗るところからかな。あだ名はNackだからNackって呼んでもらいたいけど、あだ名ってなんだっけ?会話だから相手の名前も聞いておくべきだよな…。
こんな感じで、なかなか上手く英文を作ることができません。
でも、一から英語の文章を作るのは大変な作業であることはベストティーチャーも理解されているようです。文章を作るために色々なサポートが用意されています。
Goodポイント1 丁寧な英文作成サポート
英文を作成するにあたり、以下のようなサポートが用意されています。
- 単語:このレッスンでよく使われる単語を掲載
- フレーズ:このレッスンでよく使われるフレーズを掲載
- みんなの英会話:他のベストティーチャーの受講生がレッスンで使った添削済みのスクリプト(受講生の方が公開を許可したもののみ表示)
- Weblio辞書:Webで最も利用されている英語辞典
こんなものが用意されているんですね。
特に「みんなの英会話」が面白くて秀逸ですね。これは、他の方が受けたレッスンの添削済みスクリプトを見ることができます。
他の方はどういうレッスンしてたのかな~と思いながら見るのも面白いものが多い。もちろん先生が添削した後の文章なので文法的にも完璧なものが載っています。
なんてことを考えながら1行の文章を作るのに30分近くかかってしまいました。
内容を確認して送信します。
10分もしないうちに返信が!英文のラリーを5回続ける
文章を書いた後にしばらくしてくつろいでいると、10分もしないうちに「講師から返信が届きました」というメールが登録していたメールアドレスに届きます。
早速ベストティーチャーのマイページに戻ってみてみると、先生が僕の文章に対して返信が載ってる!その内容を読んで、またそれに対して回答する英文を作成していきます。
また英文を作成して送信すると、ほとんど30分以内には回答が作成されてきましたね。場合によっては1日経ってから返信がくる、なんてこともあると書かれてますが、非常に速いレスポンスは好印象です。
なんだか、メッセンジャーアプリのLineで先生と英文でチャットしてるような、そんな楽しい感覚でした。
なんとか苦戦しながらも、いい感じのスクリプトが完成しました!
作成したスクリプトを先生が添削&ネイティブによる音声が吹き込まれる!
作成したスクリプトに対してご満悦の僕でしたが、30分ほどで先生から添削が返ってきます。添削したスクリプトに基づき、スピーキングの練習に向けて予習をしていきます。
メニューは、以下の通り。
- 添削されたスクリプトを確認
- ネイティブが吹き込んだ音声を聞いてオーバーラップする形で音読
- 吹き込まれた音声を追いかけるように発声(シャドウイング)
- スクリプトを見ずに音声を書き取り(ディクテーション)
まずは自分の作ったスクリプトの添削を確認。
…めっちゃ添削されてるー!!
けっこう作ったスクリプトは時間をかけたこともあって自信あったんですが、その小さなプライドを木っ端みじんに打ち砕かれました。
Goodポイント2 丁寧な添削
添削は、ただ文章を正しく直されているだけでなく、何が間違っていたのか理由も書かれています。繰り返しミスをしないためにも、こういった添削は素晴らしいですね。
そして、その添削されたスクリプトに対し、ネイティブが吹き込んだ音声を聞くことができます。
添削されているとはいえ、自分が作った英文をネイティブが読み上げてくれるっていうのはなんだかうれしいですね。英文を読み上げるスピードも、自分の好みに調整することができます。


Goodポイント3 世界に一つだけの自分のためだけの教材
スカイプレッスンはボスニアヘルツェゴビナの先生を選択
ここまでのパートは、先生を選ぶことができません。要は、英語のプロが添削しているわけですが、誰が添削しているかわからないわけですね。別に誰が添削しようと正しく添削されていれば良いという合理的な判断です。
一方、Speakingのスカイプレッスンでは、先生を選ぶことができます。
今回は、セルビアのSanja先生を選択。非ネイティブに対する英語教育専門資格であるTESOL保有者の英語の先生。英語教育の経験も豊富で、ベストティーチャーで働き始めて5年以上経つそう。
先生による自己紹介文と自己紹介動画を読んで英語教育のプロフェッショナルであり期待できそう。なにより美人。
Badポイント1 予約システムの使い勝手が悪い
今まで良いポイントばかりでしたが、レッスンの予約画面、非常に使いづらい。
他の大手オンライン英会話サービスでは、国籍や先生の特徴(初心者向けなど)で先生を絞ったりしたいところですが、それができない。時間だけでしか条件検索できないんです。
しかも、1レッスンの時間ではなく、時間帯(13:00~15:00)といった形で幅でしか検索ができない。この検索システムの悪さはマイナスポイントに思いました。
レッスン開始!めちゃくちゃいい先生だ!
しばらくしていると、スカイプのコールが鳴ります。
最初はめちゃくちゃ話すスピードが速かったんですが、僕が戸惑っていることをみて、すぐにゆっくり分かりやすいように話してくれました。
何より発音が良いですね。ネイティブと言われてもわからないくらい綺麗な英語を話します。ヨーロッパ人の方の英語って、英語が母国語でないイギリスでなくても言語体系が似てるから綺麗なんですよね。
レッスンは、スクリプトに基づいてロールプレイング、スクリプトに関する質問と回答といったことを行っていきました。セルビアについても色々詳しくなれました。
無事レッスン終了。自分が作った文章だから、身につくのも早そう!
気が付くといつの間に25分が経過し、レッスン終了。率直な感想は、めちゃくちゃ楽しかった!
このベストティーチャーがすぐれていると思ったのは、以下の2つ。
1つ目は、自分が作った文章に基づいていること。既に作られているスクリプトを使うのと違って、自分の入り込み方が違ってきます。
もう1つは、予習の充実。結局、しっかりと予習をしなければ初心者って上手く本番で英語を話すことができないんですよね。それがこれだけ作りこまれたものが用意されているっていうのもなかなかないと思います。
スピーキングだけでなく4技能全てを伸ばしたい方にとって、ベストティーチャーはおすすめですね!