「TOEICに時計って持って行っていいの?」「持っていけるのであれば、どんな時計を持っていけばいいの?」
特に初めてTOEICを受験する方にとって、不安なのが時計の問題。TOEICは時間との勝負の試験で、200問を効率的に解いていくためには時間配分が非常に重要です。
この記事では、TOEICで利用する時計について解説します。
腕時計はTOEICの必須アイテム
TOEICは、試験中に時刻のアナウンスがされません。
また、試験会場に時計がないことも多いようです。会場の時計が狂っている場合の混乱を避けるためで、試験官からも「試験官の手元の時計で2時間測定する」という案内があります。
そのため、TOEICでは自分の時計を持参することは必須です。
腕時計以外の時計は禁止
TOEICでは、時計は腕時計以外のもの(スマホ・ガラケーなどの携帯電話、置時計、ストップウォッチなど)を使用することは禁止されています。
また、スマートウォッチ、ウェアラブル端末の使用は禁止で、見つかった場合は即刻退場となります。
おすすめは秒針付きのアナログ時計
時計の種類は、デジタル時計でもアナログ時計でも構いません。ただし、試験中に一秒でも無駄にしたくないという方は、アナログ時計にしましょう。
実は人間が視覚的にぱっと時間を理解しやすいのはデジタル時計よりアナログ時計と言われています。例えば自動車でのメーターはアナログがほとんどですが、これはアナログの方がより素早く認知できるからなのです。
アナログ時計の中でも、数字が書いてある秒針があるものを選びましょう。デザインとして数字が書いていないものもありますが、TOEICのような試験には不向きです。
また、アナログ時計をおすすめするもう1つの理由として、デジタルの場合は電子音を発してしまう危険性があるためです。
TOEICでは、試験中に電子音が鳴ることは固く禁止されています。そのため、TOEICの試験中に電子音が鳴った場合、最悪の場合採点されずに退場させられることもあります。携帯電話のアラームはもちろんのこと、デジタル時計で1時間ごとに鳴る音も厳しい試験官だと取り締まられる場合があります。
とは言ってもアナログ時計かデジタル時計かは個人によって好みも分かれますので、自分自身が良いと思った時計を持参しましょう。ただし、デジタル時計を持参する場合、電子音が鳴らないようにきちんと設定を確認しておきましょう。
もし時計を忘れた場合は潔く諦めよう
以上のようにTOEICでは時計の持参は必須です。もし忘れた場合は悲惨な状況が待っています。
時計を忘れた場合であっても、スマホで時間を見るような行為は絶対に避けなければなりません。もし見つかった場合は一発退場となり、TOEICの運営本部のブラックリストに載せられればTOEICを二度と受けることができなくなります。
今後は時計が使えなくなる可能性もあり
TOEICではありませんが、IELTSという海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある場合によく利用されるテストでは、時計を禁止しています。これは、スマートウォッチの普及によりカンニングを防ぐためだそうです。
またスマートグラスによるカンニングも防ぐため、併せて朝の受付時にメガネの確認もするようになったそうです。
まだTOEICではまだ時計は持参OKですが、今後は禁止事項になる可能性はあります。