TOEICは2時間という長い試験時間にもかかわらず、時間との戦いになる試験です。特にリーディングパートでは時間が足りず、本当は解くことができるのに回答できなかった問題が残ってしまったという苦い経験をされている方も多くいるでしょう。
そんな時間のない試験で時間を左右する最も身近なアイテム、それが皆さんが試験でマークシートを塗りつぶすペンです。200問分のマークシートを丸く塗りつぶしていくTOEICでは、ペンの使い勝手はかなり大きい要素であり、軽視すべきではありません。
本記事では、TOEICで使うべきペンの選ぶポイントと、おすすめのペンを3つご紹介します。
TOEICで使うペンの見つけ方
ポイント1 塗りつぶせる面積が大きいペン
TOEICでのペンの役割は、当然のことながらマークシートの楕円を塗りつぶすことです。このマークシートを塗りつぶす際、ペン先が細いものだと、何往復もしなければ全部を塗りつぶすことができません。
普通のシャープペンシルだとペン先がだいぶ細いため、塗るのに2~3秒程度はかかってしまいます。これが200問ですので、400~600秒。実に7分から10分かかってしまう計算になります。塗りつぶすだけでこれだけの時間がかかってしまうのはもったいないです。
ちなみに、塗りつぶしやすいものにしますと、この3分の2程度の時間で済みます。ペンを変えるだけで5分程度の余裕が出るのです。
また、TOEICの採点は人間が行うのではなく、マークシートを機械で読み取らせて行います。そのため、塗る部分が極端に少ないものは読み取れません。
ポイント2 芯が折れにくいペン
芯が折れにくいことも時間が限られているTOEICでは重要な要素でしょう。マークシートを塗りつぶしている最中にぽきっと芯が折れると、集中力も途切れてしまいます。ストレスもかかるでしょう。
また、折れた芯が飛んでいって他のマークシートを汚す結果になると最悪です。意外と重要な要素の一つです。
ただし、あまりに硬すぎる芯のペンを使うと、マークシートに凹みを作ってしまい、マークを消すと誤認識を起こす可能性があります。そのため、硬すぎず柔らかすぎずの芯のペンにしておく必要があります。
ポイント3 マークシートが認識できるだけの濃さがあるペン
ポイント1でも記載しましたが、TOEICの採点はマークシートを機械で読み取らせて行います。その際、塗りつぶしたものが十分な濃さでない場合、塗っていないものとみなされて採点がなされません。
自分が正解を導いたにもかかわらず、認識されずに不正解とされるほど悲しいことはありませんよね。しかも、TOEICではどの問題を間違えたか知るすべがありません。そのため、ペンが原因で不正解になったことを知ることもできないのです。恐ろしいことですね。
そんな失敗を防ぐためにも、しっかりとした濃さのものを選びましょう。
実は、マークシートを読み取る機械では、シートに赤外線を当てて、そこに含まれる炭素の量から反射の度合いを読み取っているのです。その中で、最もはっきりと読み取ることができる濃さが「HB」もしくは「B」になります。
Bよりも濃い2Bを使うという選択肢もありますが、逆にマークの消し残しの原因になりますので、「HB」か「B」を選ぶとよいでしょう。
おすすめのペン3選
世の中、このようなマークシートを上手く塗りつぶしたいという需要があるのでしょうか、「マークシート専用鉛筆・シャーペン」が文具メーカー各社から出ています。
自分が好きな文具メーカーのものを選べばよいのですが、特におすすめのペンをご紹介します。
コクヨ マークシート用鉛筆シャープ
三菱鉛筆 鉛筆 マークシートセット
シャープペンシルが苦手という方は、この三菱鉛筆のマークシート用の鉛筆が選択肢に入ってくるでしょう。
マークシート用に作られたスタンダードな鉛筆のセットで、使い心地も非常に良いものになっています。
トンボ鉛筆 鉛筆 MONO モノマークシート用セット
ペンと消しゴムは2つずつ持っていこう
当日の試験では何が起こるかわかりません。特に使っていたペンや消しゴムを落としてしまうことも考えられます。そのときに焦らないように、ペンと消しゴムはそれぞれ2つずつ持っていくようにしましょう。